公演日程
| 8月28日(土) | 8月29日(日) | 8月30日(月) | 8月31日(火) | |
| 15:00- | ☆ | ☆ | - | - |
| 18:00- | - | - | - | ☆ |
| 19:30- | ☆ | ★ | ☆ | - |
- ※開場時間、受付時間含む
-
- 受付開始:
- 開演の45分前
- 開場:
- 開演の30分前
★:アフタートーク開催
- 8/29 19:30の回(公演終了後)
- ゲスト:杉原邦生
水たまりに浮かんだガソリン。大事に抽斗にしまったままだったオーロラ折り紙。生まれて初めて見たレーザーディスクの裏側。
あの日はまだ、「コンピューター」とか「マルチメディア」って、"なんでもできる"って意味だと思っていた。コンピューターおばあちゃんみたいに、完全無敵な何か。「確かめよう、みつけよう」と言われても、具体的に何がどのくらいできるようになるのか、よく分からなかった。虹に何色入ってるのかは数えられないけど、ぜんぶ束ねたら透明な光になる。マルチメディアも、そんな素敵なサムシングだった。
そんな素敵なサムシングがいつか私たちの世界に来るらしい、という、それは噂だった。「マックのハンバーガーにはミミズ肉が入ってる」とか「人面犬を見た」とかと同じ、楽しくて無邪気な噂。オーバー・ザ・レインボー。
1989年のあの日、「平成はすぐ終わる、天皇が年取ってるからな」と父は言った。昭和が63年くらい続いたから、父の感覚では30年くらいまでは「すぐ」の範囲だったのかもしれない。子どもだった私は、平成は10年以内に終わるんだと思った。「平成」って響きは、縁日で売っているヒヨコを思い出させた。弱そうだし、なんか全然好きじゃない、と思った。すぐに死んじゃうものを、好きになっちゃいけないのだ。
| 8月28日(土) | 8月29日(日) | 8月30日(月) | 8月31日(火) | |
| 15:00- | ☆ | ☆ | - | - |
| 18:00- | - | - | - | ☆ |
| 19:30- | ☆ | ★ | ☆ | - |

1999年、高校の同級生5名で結成。慶應義塾大学の学生を中心にメンバーが集まり、STスポットやBankARTなど横浜の劇場にて作品を発表。また地元オフィスビルを再利用した創造拠点「北仲WHITE」に入居し、アトリエ「ぺピンポート」として改築しながら稽古~公演までを行った2006年『蜜の味』など、一貫して横浜を拠点とした作品製作を行う。
2002年、『東京の米』にて第二回かながわ戯曲賞最優秀賞受賞。2004年、同作品にて東京国際芸術祭リージョナルシアターシリーズに参加。2010年までに17本の作品を上演。結成当初よりメンバー全員で企画立案を行い、石神夏希が作・演出を担当。メンバー各々の日々の生活から生まれる問題意識を持ち寄り、作品に反映させることをポリシーとしている。2009年、結成10年を機に解散および「再設計」を行い、初期メンバー4名にて再スタートを切る。今回の公演では、2003年初演の『マルチメディア』に新たな解釈を加え7年ぶりに再演する。

2003年、STスポットにて初演した本作は、「昭和のケツに生まれた、世紀末最後の子供たち」が主役です。同世代であるペピンのメンバー自身の体験や記憶を重ね合わせ、“20世紀が夢見た21世紀”の歪んだキラメキと、失われていくコミュニティの形を描きました。2010年、時代背景と自分たち自身の変化を踏まえた改変を行った再演です。
天皇が死んで「素敵なサムシング」がやってくるまでの、平成最後の一ヶ月を描いた物語。